◆米大リーグ パドレス―ドジャース(10日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、6回にE・ヘルナンデス内野手が登板して指名打者が解除となったため3打数1安打で途中交代した。2日(同3日)の本拠地・メッツ戦の4打席目で23号を放ってから今季ワーストとなる8戦連続で、最長タイの37打席連続本塁打なしとなった。
パドレスの先発はディラン・シース投手(29)。試合前の時点で通算58勝の右腕で、今季は13登板で1勝5敗、防御率4・72とやや苦しんでいる。大谷はレギュラーシーズンで21、23年に本塁打を放ち、昨季の地区シリーズでも第1戦の2打席目に右翼へ3ランを放っていた。
プレーボール直後となる初回先頭の1打席目は空振り三振。カウント2―2から低めのナックルカーブにバットが空を切った。両軍無得点の3回1死一塁の2打席目は、初球に反応するも二ゴロ。4点を追う5回1死走者なしの3打席目は7戦連続安打となる右前安打を放ったが、今季ワーストに並ぶ37打席連続本塁打なしとなった。
この日の試合前には今季3度目となるライブBP(実戦形式の練習)で登板。マイナー打者相手に3イニング想定で44球を投げ、安打性なしで6三振を奪う快投を見せた。最速は96マイル(約155キロ)を計測。投球後には山本、ダルビッシュと談笑していた。ライブBP登板の約4時間後に1打席目に立った。
試合は3回に2死一塁から2番手サウワーがアラエス、マチャド、メリルに3連打を浴びて3点の先取点を献上。4回にも1点を失うと、5回もアラエス、マチャド、メリルの3連打で1点を与えた。6回には先頭のマルドナドが3号ソロで7点差。さらに追加点を与えて0―9となった6回2死一塁からE・ヘルナンデスが登板。苦しい展開となった。ドジャースは5回2死一、三塁でT・ヘルナンデスが空振り三振に倒れるなど本塁打が遠かった。