◆報知新聞社後援 第74回全日本大学野球選手権▽2回戦 東海大8―1城西国際大=7回コールド=(11日・東京ドーム)
6年ぶり3度目の出場となった城西国際大(千葉県大学)は東海大(首都大学)に1-8の7回コールドで敗れ、初戦突破はならなかった。先発した右腕・晒谷貫太(4年=湘南学院)が4回途中を11安打8失点と試合を作ることができなかった。
試合後、佐藤孝治監督は「もっともっと違う世界があるんだなと、相当な勉強になったと思う。次の練習に役に立つ。もっともっと広い世界が見えたんじゃないかと思います。上には上がある」と素直な思いを口にした。
2024年5月から元ヤクルト投手の荒木大輔コーチが就任。「選手の数が多くて指導者が人手不足だったので、たまたま電話して冗談半分で言ったら、本気になって。最初は『大学生、大変だからやめといた方がいいぞ』と真面目に言ったんだけど、『やりたい』『やらせてください』と」
経験に裏打ちされた指導は、ナインに浸透している。「いい影響があると思います。僕も大輔も昭和の人間。基本的なところですよね。しっかり体力を作るためにはきちっと走らないといけないとか、腹筋だとか、そういうことが今疎かになってるので。体の幹を、肉体的にも精神的にも強くした」とリーグ戦を勝ち抜く要因になったと分析した。