◇報知新聞社後援 第74回全日本大学野球選手権▽2回戦 中京大5―0近大(11日・東京D)

 近大(関西学生)は、中京大(愛知大学)に敗れて2回戦敗退となった。

 初戦で神奈川大(神奈川学生)に12安打8得点の7回コールド勝ちした打線が、この日は3安打無得点に終わった。

プロ注目3選手も、勝田成二塁手(4年=関大北陽)と野間翔一郎左翼手(4年=大阪桐蔭)が4打数無安打、阪上翔也右翼手(4年=神戸国際大付)が3打数1安打と結果を残せず。特に150キロ台を連発した先発の大矢琉晟投手(4年=中京大中京)には7回3安打無失点、8奪三振に封じられ、勝田は「すごく球も速く、手元で伸びてくる投手。(大矢の)手元の伸びは関西学生では一人もいない。個人としてもふがいない結果に終わってしまった」と肩を落とした。

 投手陣は、守備の乱れもあり、4人の継投も7安打5失点。大学創立100周年の節目を飾れず、光元一洋監督は「手も足も出なかったのが正直なところ」と視線を落とした。

 この日は大産大(阪神大学)も敗れ、関西勢は残り2校となった。12日の2回戦で、奈良学園大(阪神大学)が青学大(東都大学)と、佛教大(京滋大学)が北海道学園(札幌学生)と対戦する。

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