◆日本生命セ・パ交流戦 2025 西武3×―2阪神(11日・ベルーナドーム)

 阪神・藤川球児監督は2試合連続で自慢の救援陣が逆転を許した敗戦を受け止めた。

 「結果ですからね。

ブルペンのところをかみ合わせていく、と。また、あした、一つになって戦う。それに尽きますね」

 今季初先発となった伊藤将が7回2/3を無失点の好投。8回2死一、二塁のピンチは2番手・及川がしのいだ。

 しかし、2点リードの9回に暗転した。3番手で湯浅を起用したが、1死から四球、死球を与えると、外崎の三塁内野安打で満塁の窮地を招いて交代。守護神・岩崎も火を消せず、源田に右翼線2点打を食らって同点に追いつかれ、最後は2死満塁から炭谷に右前へサヨナラ打を浴びた。

 指揮官は湯浅から起用した理由について、「岩崎も登板が空いていたので、そういった意味で湯浅から」と説明。直前に2点リードとなったことと、5月30日を最後に登板から遠ざかっていた岩崎の状況を踏まえたが…。「(伊藤将は)素晴らしかったですね。なんとかいけるところまで、いいところまでいってくれて、及川につないで、最後そこでってところですけど、なかなか、一つの試練がきたのかなと。みんなでまたあしたから立ち上がってやろうかなという風に思いますね」と前を向いた。

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