◆米大リーグ パドレス―ドジャース(11日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日午前5時10分開始予定)、敵地・パドレス戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。9戦ぶりの本塁打となる24号、8戦連続安打に期待がかかる。

 前日10日(同11日)は試合前に今季3度目となるライブBP(実戦形式の練習)に登板。これまでで最多の3回想定でのべ11人と対戦して44球を投げて、安打性の当たりなし、6奪三振と圧巻の投球を見せた。その後の試合では3打数1安打。3打席目に右前安打を放って7戦連続安打となったが、今季ワーストの8試合連続本塁打なしとなった。37打席連続本塁打なしも今季最長タイだ。

 パドレスの先発はランディ・バスケス投手(26)。メジャー3年目を迎える右腕だ。今季は13試合に先発して3勝4敗、防御率3・69。カットボールやカーブ、スライダーなど多彩な変化球を持っている。大谷は初対戦となる。

 ドジャースは前日10日(同11日)の敵地・パドレス戦に1―11で大敗。試合中盤からは大量リードを許して“捨て試合”となり、2番手のサウワーが111球を投げ、6回途中から試合終了まで野手のE・ヘルナンデスが登板した。

ナ・リーグ西地区首位だが、2位ジャイアンツとは0・5で3位パドレスとは1・0ゲーム差。この試合で敗れると、パドレスにゲーム差0ながら勝率で抜かれ、ジャイアンツも勝った場合には3位に転落する。

 大谷はここまでチーム68試合のうち、真美子夫人の長女出産にともなう「父親リスト」入りで欠場した2試合を除く66試合に出場。リーグトップの23本塁打を放っている。レギュラーシーズン162試合に換算すると、54・8発ペース。前日終了時点で77安打(リーグ3位タイ)、打率2割9分2厘(同9位)、39打点(同19位タイ)、OPS1・011(同1位)、67得点(同1位)なども好成績を残してる。

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