◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ロッテ2―6広島(11日・ZOZOマリン)

 広島はチーム15本目の安打が、ようやく適時打になった。12回1死満塁で、矢野雅哉内野手が右前へ決勝打。

フルカウントから10球目を捉え、勝ち越し点を奪った。前夜の今季最少1安打から一転、この日は何度もHランプをともしながら、得点は6回の末包の押し出し四球と7回のファビアンの右犠飛のみで延長戦に突入した。10回無死二塁では代打・上本の犠打失敗などもあってホームが遠かったが、結果的に今季最多17安打。新井貴浩監督は「総力戦でね。ビジターで最後にこうやって勝ててよかった。いろいろあったけどね」と振り返った。

 先発の大瀬良は7回3安打2失点(自責1)と好投。4試合連続で白星を逃したが「逆転されないように頑張って、最後に勝ちにつながってよかった」と報われた。1点リードの7回1死二、三塁で坂倉の三塁へのけん制が悪送球になり、痛恨の同点。それでも、なおも1死三塁を切り抜けた。指揮官も「あそこは大きかったよね、本当に。大地(大瀬良)がよく踏ん張ったと思う。

チームメートのミスをカバーしてくれて、あそこはすごく大きなポイントだった」と拍手した。

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