巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄さんが3日に亡くなったことを受けて、熱海市立澤田政廣記念美術館で特別展示が実施されている。同美術館には、ブロンズの「長嶋選手像」が常時展示されている。

地元出身で1988年に亡くなった彫刻家・澤田政廣さんは、都内で近くに住んでいた縁もあり、70年に長嶋さんの依頼を受けて木彫像を制作。その石こう原型を元に2001年にブロンズ像が鋳造された。木彫像が作られた当時はまだ現役で、若かりし日の精悍(せいかん)な表情が見事に表現されている。

 今回は、ブロンズ像の台座プレートにするため、01年に長嶋さんが揮毫(きごう)した「洗心」「野球というスポーツは人生そのものだ」の直筆色紙を今月29日まで特別に展示している。

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