◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ロッテ―広島(12日・ZOZOマリン)

 ロッテ・種市篤暉投手が先発し、6回に痛恨の同点打を浴びた。暴投で2点差に迫られて迎えた7番・大盛に、2死二、三塁から同点の中前2点適時打を浴びた。

6回までは108球を投げて6安打5四球、4失点の内容となっている。

 初回はテンポよく3者凡退で上々の立ち上がりを見せたが、1―0の2回は先頭・モンテロは一邪飛に打ち取ったが、続く小園、坂倉に連続四球で一、二塁。ワイルドピッチで1死一、三塁とすると、大盛の一ゴロ併殺崩れの間に同点を許した。

 1―1の4回は先頭ファビアンに右翼線安打を許したが、モンテロを一飛で1死。続く5番・小園を三振に仕留めると、捕手・寺地が二盗を阻止し、三振ゲッツーで切り抜けた。5回は2死からヒットと四球で2死一、二塁としたが、最後は1番・秋山をこの日最速となる渾身の151キロ直球で見逃し三振に仕留めた。

 6回は2本の安打で2死一、二塁と走者を背負うと、6番・坂倉を四球で歩かせ、満塁に。7番・大盛への初球が暴投となって1点を失うと、同点の中前2点適時打を許した。

 打線は初回に3番・池田の3号ソロで先制。1―1の4回には、無死二塁からソトの12戦ぶり7号となる2ランで勝ち越しに成功し、さらに1死三塁から友杉の左犠飛で4―1と引き離した。

 種市は、前回登板となった8日の巨人戦(ZOZO)では、8回3安打1失点の快投で今季2勝目。交流戦は通算9戦3勝で無敗継続中の右腕はこの日に向け、「オープン戦でもやりましたし、前回の週末の映像も見ましたけど、上位打線が素晴らしい。

何より外国人の2人が1番注意しなきゃいけない。0に抑えて三振を取る投球がしたい」と警戒心を強めていた。

 チームは、前日の広島戦(ZOZO)は延長12回で計8人の投手を費やし、今季最長となる4時間56分に及ぶロングゲームに。だが、接戦を落とし、20勝35敗で借金「15」に逆戻りとなっていた。

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