◆米大リーグ ロッキーズ8X―7ジャイアンツ(12日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ジャイアンツが9回に逆転サヨナラ負けを喫し、連勝が7でストップ。勝てば今季初の8連勝でナ・リーグ西地区首位のドジャースに完全に並ぶという状況だったが、40勝29敗と後退した。

同地区で断トツ最下位のロッキーズ相手に痛い黒星となった。

 2回にラモスの2点適時打などで4点を先制。2点リードの5回にはスミスが1号3ランで突き放した。しかし、7―5と2点リードの9回。ロドリゲスが1点差に迫られ、最後は2死満塁からアルシアに痛恨の左前サヨナラ2点打を浴びた。

 今季は強打の遊撃手・アダメズらを補強して臨んだジャイアンツ。ここまでチーム打率は30球団トップのド軍の2割6分5厘を大きく下回る2割3分台。23本塁打でリーグトップを走る大谷翔平投手(30)をドジャースが擁する一方で、ジ軍のトップはチャップマンの12本塁打だが、21年サイ・ヤング賞左腕のレイがリーグ最多タイの8勝を挙げるなどチーム防御率はメジャー全体で2位と安定している。

 13日(同14日)からはドジャースタジアムで1ゲーム差のドジャースと今季初の3連戦が組まれている。初戦はド軍が山本由伸投手(26)、ジャイアンツは昨季まで4年連続2ケタ勝利中のエース・ウェブが先発する。ドジャースにとってはジ軍との首位攻防戦の後にも同地区のパドレス4連戦。前半戦の大きな山場となりそうだ。

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