浜松市中央区の遠州灘海浜公園篠原地区で整備予定の新野球場について、第2回の「利活用推進協議会」が12日、県庁で行われた。同協議会は県と浜松市の職員で構成され、この日は7月から実施する利活用提案公募について話し合った。
予定地は浜松市総合水泳場があるエリアの東側。基本計画では3案に絞り込まれている。〈1〉1万3000人収容の屋外型でナイター照明なし〈2〉2万2000人収容の屋外型でナイター照明なし〈3〉2万2000人収容のドーム型。2022年度に算出された概算事業費は〈1〉から順に70億円、100億円、370億円。ただ、県が委託した調査会社による昨年度の試算では20~30%増え、ドーム型では最大450億円とされている。
会長を務める塚本秀綱副知事(63)は「民間のノウハウを最大限に取り入れて、集客・稼働率の向上や財政負担の削減を図ることが重要」と呼びかけた。1月の初会合から合計6回予定され、最終的に3案から絞り込む。