◆日本生命セ・パ交流戦 2025 日本ハム2―6広島(13日・エスコンフィールド)

 広島は、打線がパ・リーグ最多タイ6勝の日本ハム・伊藤から10安打で6点を奪って快勝した。4回に坂倉の適時三塁打などで2点を先制し、7回は1番に抜てきの大盛の2号ソロなどで3点を追加した。

2番起用のベテラン・田中も2年ぶりの猛打賞と1、2番が期待に応えた。先発・森下は、今季ワーストタイ10安打を浴びながら、2失点完投で自身の借金を完済する5勝目を手にした。133球で9回を投げきり、過去5戦4敗だったビジターでの交流戦は初勝利。チームも、エスコンでは23年から負けなしの4連勝。交流戦は、首位・ソフトバンクに0・5差の2位タイをキープした。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―相手は伊藤投手だった

 「やっぱりいいピッチャーだから、ロースコアの展開は予測したんだけど。野手陣がすごく頑張って点を取ってくれたと思います」

 ―大盛選手と田中選手を1、2番で起用した

 「大盛は少ないチャンスで結果を出してるから、これはもう当然、1番で起用しました。(田中)広輔も同じく、少ないチャンスで結果を出してくれているから。で、広輔が2番にいると、送ることも、一、二塁間に引っ張ることもできる。攻撃がいろんなバリエーションができるので、彼に2番に入ってもらいました」

 ―大盛選手は逆方向への一発だった

 「すごかったね。細身だけど、パンチ力あるからね、フリーバッティングもポンポン、スタンド入れる力がある。

自分はもう、打った瞬間いったと思ったね。また、点を取られた後のイニングのツーアウトからだったから、価値あるホームランだと思う。その後の広輔も、粘って見極めて四球を選んだというのが、その後のモンティーのタイムリーにつながったと思う。あそこは本当にいい攻撃だった。若手もベテランも外国人選手も、みんなが噛み合った、うちらしい全員野球で、いい一日だったと思います」

 ―森下投手について

 「やっぱり本人も最後いきたいということだったし、頑張って8回まで来たんだから『よしっ、じゃあいってこい』と」

 ―ヒットは打たれたが、内容について

 「良かったと思うよ。ヒット10本だったかな。でも、要所を締めてナイスピッチングだったと思います。また、前回も120球以上投げているでしょ。で、133。でも、彼はまだ成長していかないといけないし、投げながら強くなっていっていると思います。ナイスピッチングだったと思います。あと(5月31日以来の先発マスク)石原も、久しぶりのスタメンでいいリードでした」

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