◆日本生命セ・パ交流戦 2025 楽天3―2阪神(13日・楽天モバイル)

 負の連鎖が止まらない。阪神は敵地に詰めかけたファンの大応援に応えられず、またも試合をひっくり返されて力尽きた。

1点を追う9回2死二、三塁。最後は佐藤輝が右飛に倒れ、06年以来、球団19年ぶりの4戦連続逆転負け。藤川監督は「形をつくるというのがすごく大事。継続してやっていく。そのうち結果はつながってくる。それに尽きる」と絞り出した。

 3回に森下と大山の適時打で2点を先行。主導権を握ったが、4回に悪夢が訪れた。村上が先頭・浅村に四球。「無駄な四球から始まった。ダメだった」とリズムを崩し、3本の長短打などで一気に逆転された。

 攻撃陣は11安打を放ちながら3点目が遠く、4戦連続2得点以下。

8回には昨年戦力外で退団した加治屋に、3人斬りされる屈辱もあった。「早く断ち切らないといけない」と指揮官。2位・DeNAに2・5ゲーム差をつける首位だが、暗いトンネルに迷い込んでいる。(中野 雄太)

編集部おすすめ