◆米大リーグ ドジャース2―6ジャイアンツ(13日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が「1番・指名打者」でスタメン出場し、山本由伸投手(26)が先発登板した13日(日本時間14日)の本拠地・ジャイアンツ戦でドジャースは敗れて41勝29敗でジャイアンツに並ばれて、同率首位となった。

 先発した山本にとっては苦しいマウンドだった。

初回に1死から2番のアダメズに右翼へ8号先制ソロを被弾。2回に1死一、二塁のピンチを切り抜けると、2回裏にパヘスの右犠飛で追いついた。同点の3回は自身メジャー初の1イニング3四球で2死満塁のピンチを背負うと、シュミットに2号満塁本塁打を浴びた。球審の際どい判定に泣かされて結果的に四球に苦しみ、3回は1イニングで43球を投げてうちストライクは19球、ボールは24球。被弾した際にはグラブを自らの脚にたたきつけて悔しさをあらわにした。

 4回は3者凡退で抑えたが、5回も2安打と1四球でピンチを迎えて降板。1試合5四球は自己ワーストで、5回途中6安打5失点でまさかのノックアウトとなった。6月に入ってからは3登板で勝ちなしと苦しい結果となっている。

 援護したい大谷だったが、ジャイアンツのエース右腕・ウェブの前に3打席目までは見逃し三振、遊ゴロ、見逃し三振と沈黙。1試合に2つの見逃し三振を喫するのは今季初だった。4点を追う7回にドジャースはT・ヘルナンデスの12号ソロで3点差に迫ったが、直後の8回に2番手左腕・ロブレスキがキズナーにソロを浴びて再び4点差となった。

 8回2死走者なしの4打席目で大谷は、2番手の下手投げ右腕・ロジャースの前に二ゴロ。

10試合、46打席連続本塁打なしとなり、8試合連続安打も止まって打率は2割8分6厘となった。

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