◆米大リーグ レッドソックス―ヤンキース(14日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 ヤンキースのA・ジャッジ外野手(33)が14日(日本時間15日)、敵地・レッドソックス戦に「2番・右翼」で先発出場。4打数無安打3三振で不発に終わり、メジャー単独トップの27号はお預けとなった。

 前日13日(同14日)の同戦では1点を追う9回に一時同点となる26号ソロ。第3打席まで全て三振で通算7打席連続三振を喫していた苦手の左腕・クロシェットの99・6マイル(約160・3キロ)を粉砕し、フェンウェイパークの左翼にそびえる高さ11・3メートルの名物フェンス「グリーンモンスター」を超えていく飛距離443フィート(約135メートル)の特大アーチだった。ア・リーグ本塁打王争いでは7日(同8日)時点で一時5本差をつけられていたローリー(マリナーズ)を捉え、トップタイに再浮上。23本塁打でナ・リーグ最多のドジャース・大谷翔平投手(30)には3本差をつけていた。最近5戦5発と量産態勢に入っていたが、この日は小休止となった。 

 ジャッジは試合前の時点で今季68試合に出場し、打率3割9分、26本塁打、60打点。打撃の主要3部門でア・リーグ1位となっており、12年のM・カブレラ(タイガース)以来、13年ぶりの3冠王に向けて突き進んでいる。この日で打率は3割8分4厘に低下した。

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