◆米大リーグ ドジャース―パドレス(18日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日午前11時10分開始予定)、本拠地・パドレス戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。16日(同17日)には投手で登板し、17日(同18日)には右太ももに死球を受けたが、53試合連続のスタメン入りとなった。

 16日(同17日)はエンゼルス時代の23年8月23日以来、663日ぶりに投手で復帰。1回28球で2安打1失点だったが、最速100・2マイル(約161・3キロ)をマークし「結果的にはイマイチでしたけど、自分の中でいいイメージを持って前進できる材料はいっぱいあったと思うので、いい一日だったと思います」と手応えをつかんだ復帰登板となり、バットでも2安打2打点をマークした。まさに二刀流の復活を印象づける一戦となった。

 登板翌日だった17日(同18日)もフル出場。ロバーツ監督は「少し疲労はあるが、起用しないという選択肢はなかった」と信頼は揺るがなかった。だが、4打数無安打で22年9月以来3年ぶりに1試合4三振。さらには“故意死球”ともされる死球を右太ももに受けて、その後両チームに警告が宣告されて、抗議をしたロバーツ監督は退場処分となった。同地区のライバルチーム対決の“熱さ”がでたが、一触即発の不穏な空気が流れた一戦だった。

 この日のパドレスの先発はスティーブン・コレック投手(28)。メジャーデビューとなった昨季はリリーフで42試合に登板したが、今季は先発で8試合に登板して3勝2敗、防御率3・50をマークしている右腕だ。大谷は初対戦。日米通算300号にも残り2本と迫っており、4試合ぶりの26号にも期待がかかる。

 大谷はここまでチーム74試合のうち、真美子夫人の長女出産にともなう「父親リスト」入りで欠場した2試合を除く72試合に出場。リーグトップの25本塁打を放っている。レギュラーシーズン162試合に換算すると、54・7発ペース。前日終了時点で85安打(リーグ3位)、打率2割9分6厘(同7位)、43打点(同19位タイ)、OPS1・027(同1位)、73得点(同1位)をマークしている。

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