◆第56回日本少年野球選手権大会 東北中央支部予選 ▽決勝 宮城仙北ボーイズ3x―2宮城仙南ボーイズ=延長8回タイブレーク=(6月14日・鹿島台中央野球場)
夏の全国大会・エイジェックカップ第56回選手権大会(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の東北中央支部予選の決勝が14日、行われた。昨年、東北勢初の全国制覇を果たした宮城仙北ボーイズが延長8回タイブレーク、サヨナラ勝ちで3年連続8度目の出場を決めた。
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試合中に降り出した雨が、宮城仙南の涙雨になった。サヨナラ負けに捕手の中川隼汰主将(3年)はその場で突っ伏した。「この大会のために2年3か月やってきて…。応援してくれた父母の方々、指導者に申し訳ない」と言葉を絞り出した。
3週間前の関東大会予選に続き決勝で宮城仙北にサヨナラ負け。4度の対戦はべて1点差。「いいライバルです」と相手をたたえた。
春季全国大会で初勝利を挙げ関東ボーイズリーグ大会では東北勢初の決勝進出と歴史を作ってきた。今野勝範監督(42)は「勝たせてあげたかった」とポツリ。28日にはジャイアンツカップ東北予選が始まる。「ラストチャンスなので、気持ちを切り替えてドームに行きたい」と中川主将は涙をぬぐい決意表明した。