◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ヤクルト8―10オリックス(20日・神宮)

 元気印が雰囲気を変えた。5点を追う1死満塁。

代打・山野辺翔内野手が山岡が投じたスライダーに食らいつき、左前へ弾き返した。反撃ののろしを上げる2点適時打は西武からの移籍後初安打。「やっぱりうれしいですね。ほかのメンバーもナイスヒットと言ってくれたので。ああいう場面で出してもらったので気合い入れていきました」とホッとした表情を浮かべた。

 2点を追う10回2死三塁の場面では空振りの三振に倒れたが、人一倍大きな声を出してベンチを盛り上げた。チームは1分けをはさんで4連敗となり借金は今季最多の24にふくらんだが「勝ちがなかなか取れていないので、僕がいっぱい元気を出してなんとか勝てる雰囲気をつくれるように頑張りたい」と声を張った。

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