◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人5―2西武(21日・東京ドーム)

 巨人は7回に一挙5点の猛攻で西武に逆転勝利した。先発したグリフィンは6回2安打2失点と粘投し、2番手の石川も11試合連続無失点と好投。

打っては、この日に1軍昇格し「6番・右翼」で先発出場した岡田が同点の適時二塁打を放ち、代打で出場した増田陸が勝ち越し3ランを打って試合を決めて貯金1とした。

 初回は先頭の丸が二ゴロ、続く門脇が三ゴロ、泉口が遊ゴロに抑えられて無得点。2回も3者凡退。3回は1死から荒巻が左前打を放つも、続くグリフィンが犠打を失敗して走者を進められず好機を逃して無得点に終わった。

 2点を追いかける4回も走者を出すが得点を奪うことはできなかった。5回も3人で抑えられた。6回は2死から門脇がセーフティバントを試みるもアウトと判定されて好機を作ることができなかった。

 7回は1死から吉川が相手2番手・甲斐野から四球を選んで出塁。中山が中前打でチャンスメイク。なお1死一、二塁で岡田が左中間を深く破る2点適時二塁打を放ち同点にすると、2死一、三塁で代打で出場した増田陸が左翼席へ5号3ランを放って勝ち越しに成功した。

 3点リードの8回は先頭の泉口が左前打で出塁し、盗塁も成功したが無得点だった。

 投げては先発したグリフィンが初回は2者連続で空振り三振を奪うなど3者凡退。

2回は1死から山村に死球で出塁されるも無失点だった。3回も2者連続で空振り三振を奪うなど打者を3人で料理した。

 4回は先頭の西川に一塁への内野安打で出塁されると、なお1死二塁で長谷川に148キロの直球を右翼線沿いへ運ばれ先制の適時三塁打を打たれて試合が動いた。左腕は今季、東京ドームでは23イニングで初失点となり、1イニングに複数失点するのも初となった。

 5回は先頭の牧野を空振り三振、仲田を三直、与座を見逃し三振に抑えた。5回も3者凡退で抑えると、6回先頭に打席が回ると、キャベッジが代打でコールされて6回2安打2失点でベンチに下がった。

 7回には2番手で石川が登板。4番のネビンから打席が回ったが三ゴロに抑えるも、続く山村に右翼線沿いへ二塁打を許し、源田に右前打を打たれて1死一、三塁のピンチを招いた。しかし、牧野を空振り三振に斬ると、代打で出場したセデーニョを遊ゴロに抑えて切り抜けた。

 8回には大勢がマウンドに上がり無失点。9回にはマルティネスが登板して3者凡退で抑えると、今季24セーブ目。23年の福田俊(日本ハム)に並ぶ歴代3位タイとなる開幕から29試合連続無失点をマーク。

自身が持つ球団記録もまた更新した。さらに、開幕から防御率はいまだ0・00でNPB通算190セーブ(中日166、巨人24)とした。

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