◆日本生命セ・パ交流戦 2025 広島8―3楽天(21日・マツダスタジアム)
広島は、交流戦では20年ぶりとなる1試合4本塁打の一発攻勢で7連勝中(1分け挟む)だった楽天を制した。3連敗を免れ、一日で勝率5割に復帰した。
大盛が自身初の初回先頭打者本塁打で口火を切り、ファビアンが2回と4回に来日初の1試合2本塁打となる2打席連続の2ラン、さらに5回に不振だった菊池にも2号2ランが飛び出した。1試合4本塁打は昨年9月23日の巨人戦(東京D)以来、本拠マツダでは22年5月8日のDeNA戦以来となり、新井監督3年目で初めて。交流戦では、開催1年目の05年5月22日の楽天戦(広島)以来20年ぶりだ。
この日は球団キャラクター「カープ坊や」が誕生してから、ちょうど50周年。メモリアルな一日を先発野手全員の13安打8得点という快勝で飾った。
先発・床田は今季ワーストの4四球と制球に苦しみながら、何とか粘った。先に2点をもらった直後の2回に1死満塁から太田に中前適時打を浴びたが、4安打されたながら1失点で踏ん張った。100球を投じて2戦連続の今季最短タイ5回でリリーフにマウンドを譲ったが、両リーグ最多の7勝目を手にした。