◆報知新聞社後援 大学野球関西オールスター5リーグ対抗戦第2日 ▽準決勝 近畿学生8-1関西学生(21日・わかさスタジアム京都)
2試合が行われ、準決勝は近畿学生が関西学生に8―1で大勝した。9番の奈良学園大・河原巧(たくむ)二塁手(3年)=奈良大付=が逆転2点二塁打など貢献。
打順など関係なかった。2回に1点を失い、0―1の5回無死満塁。河原は「最低限、外野フライ。高めを待っていた」と初球のスライダーを振り抜き、右翼線へ逆転2点二塁打を放った。打線はこの回さらに2点を追加。関西学生を突き放した。
近畿学生は16年以来、9年ぶり4回目の優勝へ王手。河原の一打から流れをたぐり寄せた。ヒーローは「先に点を取られてすぐ取り返したいという気持ちで、数少ないチャンスの中で打てたのは良かった。
田中恵三監督(37)は「想像以上だった。優勝したチームの選手はやっぱり良い選手」と今春リーグ戦では「2番・二塁」で奈良学園大の優勝に貢献した河原を褒めたたえた。脅威の9番打者が決勝でも近畿学生を盛り上げる。(松ケ下 純平)