首位の阪神が、リーグ戦再開を前に先発ローテーションを再編したことが23日、分かった。この日、出場選手登録を抹消されたドラフト1位・伊原(NTT西日本)は、登板間隔を開けて7月3日・巨人戦(甲子園)に向かう見通し。
ここまで中継ぎを含む16登板で5勝2敗。規定投球回未到達ながら防御率1・08と安定感抜群で、巨人戦も2試合で同1・29。「トレーナーさんと話してやっているので、特別どっと疲れている感じもない」と頼もしい新人王候補。巨人3連戦は、1日の1戦目が同カード5連勝中の才木、2日は次週の広島戦も見据えて大竹の先発が有力だ。
また、6月27日からのヤクルト3連戦(神宮)は村上、デュプランティエ、伊藤将の順で先発マウンドに上がるとみられる。交流戦は8勝10敗で3年連続の負け越しと苦戦した虎だが、2位で並ぶDeNA、広島の両チームとは3・5ゲーム差。12球団断トツの防御率2・06を誇る藤川阪神の投手陣が、他球団を圧倒し、Vロードを切り開く。