巨人が交流戦明けの27日からのDeNAとの3連戦(東京D)から先発ローテーションを再編して臨むことが23日、分かった。カード頭となる27日は、山崎伊織投手(26)、28日はフォスター・グリフィン投手(29)、29日は赤星優志投手(25)が登板する見通しとなった。
チームの勝ち頭が勢いをつける。初戦を任されるのは、ここまで12試合に登板して8試合でクオリティースタート(QS=6回以上自責3以内)を達成するなど、6勝(2敗)、リーグトップの防御率1・34の山崎だ。今季は水曜日、木曜日の登板を続けカード頭の先発はなかった。しかし、昨年は主に「火曜日の男」として6連戦の初戦を任され、自身の先発した24試合中20試合がカード頭だった。
今季はエース・戸郷の不調もあり、交流戦までは、主に赤星がカード頭となる金曜日を任されて5勝5敗と支えていたが、相手もエース級を当ててくるだけに、開幕から36イニング連続無失点からスタートし、好調を維持している山崎が抜てきされたとみられる。
背番号19はこの日、G球場で行われた先発練習に参加し、キャッチボールなどで調整を行った。次回の登板日については明かさなかったが、交流戦明けの試合について「チームに勢いを持ってこられるように、個人としてもここから後半戦が勝負だと思うので、ここからシーズンが終わるまで突っ走っていきたいと思います」と燃える思いを口にした。
また、翌週7月1日から始まる阪神3連戦(甲子園)には西舘や井上が登板するとみられる。山崎からリスタートを切り、2年連続リーグ制覇を狙う。