巨人の吉川尚輝内野手(30)が、打線のカギを握る「つなぎの4番」としての役割を全うする。24日のロッテ先発・サモンズは多彩な球種を低めに集める制球力が持ち味の左腕。
4番に座るここ6戦で出塁率3割4分7厘。18日の日本ハム戦(東京D)では6回無死一、二塁から「いろんなことを想定していました」と、巨人の4番打者としては3年ぶりとなる犠打も決めた。小技もできる4番は、相手にとって嫌らしい存在となっている。
5日のロッテ戦は「つなぐ意識で」とコンパクトなスイングで3号ソロ。「打てていない印象しかなかった」と、昨年まで17打数2安打で打率1割1分7厘と苦戦していたZOZOの嫌なイメージも一掃した男が、苦しむ打線をけん引する。