7月15日(日本時間16日)にブレーブスの本拠地アトランタ・トゥルイストパークで行われるオールスターゲームの先発野手を決めるファン投票の中間発表を23日(同24日)、米大リーグ機構(MLB)が発表し、ナ・リーグ指名打者部門でノミネートされているドジャース・大谷翔平投手(30)は、252万1718票を集めて、リーグトップの票数となった。

 2段階に分けて行われるファン投票だが、現在行われている1次投票では、ポジションにかかわらずリーグ最多の投票数を得た選手が、最終投票に進まずしてスタメン出場が決まる。

ナ・リーグの2位は209万9944票のウィル・スミス捕手(ドジャース)。大谷は40万票以上の差をつけてトップに立っており、21年から5年連続5度目となる出場が濃厚となってきた。1次投票でリーグ最多得票での選出となれば、大谷にとって23年以来2年ぶりとなる。昨季ナ・リーグはハーパー(フィリーズ)がトップだった。エンゼルス時代の23年はア・リーグでの最多得票だったため、両リーグで最多得票となれば、K・グリフィー(マリナーズで5度、07年にレッズで1度)以来となる。

 日本人で大谷以外にノミネートされいるのはカブスの鈴木誠也外野手(30)のみ。日本人選手では大谷以来2人目となる3年連続20本塁打を記録し、64打点もリーグ2位タイという活躍を見せているが、大谷と同じナ・リーグ指名打者部門でのノミネートとあって、大谷、110万3085票のディバース(ジャイアンツ)に次いで64万1687票で3位となった。

 ドジャースでは捕手・スミス、一塁手・フリーマンが各ポジションのトップで、外野手のT・ヘルナンデスも外野部門の2位で選出圏内。二塁手のエドマン、三塁手のマンシー、遊撃手のベッツは各2位で、最終投票進出圏内にいる。ア・リーグは大谷を上回る269万9483票でヤンキースのジャッジがリーグ最多得票。1次投票は米東部時間26日正午(同27日午前1時)まで行われ、同日の午後6時(同午前7時)にMLBネットワーク内で1次投票の結果が発表される。

 1次投票ではポジションにかかわらずリーグ最多投票を得た選手のみスタメン入りが決定。

その他のポジションは1次投票の上位2人(外野は6人)が最終投票に進み、勝ち抜いた選手がスタメン入りとなる。途中出場の野手や投手は、選手間投票やMLB推薦などで最終決定する。

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