ドジャース・大谷翔平投手(30)がド派手に日米通算300号到達を狙う。24日(同25日)から敵地でロッキーズ3連戦。

ロ軍本拠は高地にあり、打球が飛びやすいとされる“ヒッターズパーク”で、超特大の一撃が生まれる可能性も十分だ。打者出場と並行して投手としての完全復活への道のりも順調に歩む中、残り18試合となった前半戦のラストスパートをかける。

 大谷が「伝説級の一撃」で節目到達を狙う。22日の本拠・ナショナルズ戦で放った8試合、38打席ぶりの26号2ランは、日米通算299号(NPB48本、MLB251本)となり、日米通算300号に王手をかけた。24日(日本時間25日)からのロッキーズ3連戦が行われるのはコロラドのクアーズフィールド。標高約1600メートルの高地にあり、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて飛距離が約10%伸びるとされる、屈指の“打者天国”だ。

 大谷は同球場で過去14試合の出場(うち先発11試合)し、4本塁打をマーク。昨年6月18日は、昨季最長で自身2位の476フィート(約145メートル)という特大の一発を放った。すでに借金42と低迷しているロッキーズは、3連戦での先発予定は3人とも防御率6点台以上。打者の存在感も年々増すばかりの大谷なら、23年6月30日にアナハイムのエンゼルスタジアムで放った493フィート(約150メートル)の自己最長を上回る超特大弾で節目に到達する可能性も十分だ。

 NPBで現役通算300発を放っているのは中村(西武)、山田(ヤクルト)ら4人だけ。日米両リーグで本塁打を放って通算300発超えの日本人選手は松井秀、福留に続いて3人目となる。

前半戦は残り18試合。16日の投手復帰後、登板間に出場した5試合では19打数2安打、本塁打なしと苦しんだが、前半戦のラストスパートをかける。(安藤 宏太)

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