◆イースタン・リーグ 巨人―DeNA(25日・ジャイアンツタウンスタジアム)

 巨人・田中将大投手が2軍戦で先発し、4回2/3で6失点。1、2軍合わせて移籍後ワーストの14安打を浴び、奪三振ゼロで降格後6度目の登板を終えた。

 前回18日のロッテ戦(Gタウン)では6回無死四球0封で毎回の6K。1軍ローテ返り咲きを目指し、阿部監督からも「継続して頑張ってほしい」と期待されて臨んだ一戦で立ち上がりから苦しんだ。「メリハリがなかった。勝負球のところ、厳しくいかないといけないところで厳しくいききれてなかった。相手のバランスを崩すことができていなかったので、ああいう結果になってしまったかなと思います」と悔やんだ。

 「どういう場面であれ、自分がマウンドでボール持っている限りは、自分の持っているもの全てを出してベストを尽くす。(交代で)ボールを監督に渡すまではベストを尽くす、それだけ」と覚悟を持って挑んだが、「ズルズル行くのではなく、マウンドで投げている間に違いを出したかった。出すためにいろいろやったんですけど、結果的には同じような感じになってしまった。そこは本当に残念だったなと思います」と自らの投球を猛省した。

 5月上旬以降、2軍調整を続けている日米通算198勝右腕。「今日の結果を踏まえてまた考えることはある。直球の走り自体は悪くなかったし、監督、コーチに降板直後、そういうお話はしていただけて、自分の手応えもそこ(直球)はそんなに悪いものではない。

でも(配球の)組み立てであったり、投げ切れないコントロール、ボールのキレ。今日、スプリットなんかは特にボヤけるような変化で、良くなかったですから。そこを修正しながら、どういうふうに打者に組み立てて打ち取っていくかをまた整理して考えて、練習していきたい。この結果を受け止めて、また前に進んでいかないといけない」と言葉を振り絞った。

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