◆米大リーグ ブルージェイズ5―1カブス(12日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャースセンター)
カブス・鈴木誠也外野手(30)が12日(日本時間13日)、敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、5打数無安打に終わって打率が2割4分8厘となり、チームもブルージェイズに敗れて2連敗となった。
ブルージェイズの先発は、昨季16勝を挙げるなどこれまで7度の2ケタ勝利を挙げた実績のある31歳右腕のベリオス。
初回1死走者なしの1打席目は、1ボールから2球目の92・4マイル(約148・7キロ)シンカーを逆方向にうまくはじき返したが、飛距離345フィート(約105メートル)であとひと伸び足りず右飛に倒れた。データサイト「Baseball Savant」によると、ヤンキースとレイズの本拠地であれば本塁打となった当たりだった。
1点を追う3回1死一、三塁のチャンスで迎えた2打席目は、カウント1―1から3球目の低めのスラーブに反応したが遊飛に倒れて悔しさをにじませた。4点を追う5回2死一塁の3打席目は、カウント2―2から外角低めのシンカーに食らいついたが、飛距離383フィート(約117メートル)もフェンス手前の中飛だった。
4点を追う7回の4打席目も無死一、二塁で迎えたが、3番手右腕・ナンスの前に空振り三振を喫した。1―5で迎えた9回2死走者なしの5打席目は守護神右腕のホフマンと対戦して、空振り三振に倒れて最後の打者になった。
前半戦だけで25本塁打、77打点とメジャー4年目での自己最多をマークしたが、後半戦は21試合に出場して74打数13安打の打率1割7分6厘、2本塁打、7打点と苦しんでいる。それでも8~10日(同9~11日)の敵地・カージナルス3連戦では3戦連続安打をマークして復調の兆しを見せていたが、この日は安打が出なかった。