◆JERAセ・リーグ 広島0―2阪神(13日・マツダスタジアム)

 広島は、恒久平和を願って全員が背番号86の特別ユニホームを着用した「ピースナイター」を勝利で飾れなかった。勝てば、3位タイ浮上の可能性もあった一戦で今季18度目の完封負けを喫した。

 序盤の拙守の連発で勝機を手放した。先発・大瀬良が初回先頭四球の後、中野のバントを処理したモンテロが空タッチ(記録は犠打失策)でピンチを広げた。大瀬良が無失点で切り抜けたものの、3回は佐々木、モンテロの連続失策で無死二、三塁となり、中野の右犠飛で先取点を献上。さらに1死三塁から暴投で追加点を奪われた。3回は無安打で2点を与えた。他にも初回1死一、二塁から二塁・前川がファンブルして併殺を奪えなかったミス(記録は二ゴロ)もあった。

 3番・小園以外は右打者を並べた打線は、阪神・高橋に手玉に取られた。5回まで無安打。6回先頭・佐々木がチーム初安打を放ったが、2死二塁から中村奨の左前打で本塁を狙ってタッチアウト。7回は1死から連打で好機をつくったが、得点を奪えなかった。

 大瀬良は、6回2安打1四球で2失点。ピースナイターは17、23年に続き、3戦3敗となった。

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