◆JERAセ・リーグ 広島0―2阪神(13日・マツダスタジアム)

 広島は、恒久平和を願って全員が背番号86の特別ユニホームを着用した「ピースナイター」を勝利で飾れなかった。3回は佐々木、モンテロの連続失策で無死二、三塁のピンチを招き、中野の犠飛で先制点を献上。

さらに暴投で2点目を奪われ、無安打で2失点。野手陣は攻撃でも援護できず、今季18度目の完封負け。大瀬良は6回2安打2失点(自責0)で7敗目。「ピース―」の登板は17、23年に続き、3戦3敗となった。以下は新井貴浩監督の試合後の主な一問一答。

 ―大瀬良投手は初回から丁寧に打ち取っていた。

 「ナイスピッチングだったと思う。言うことない。ノーヒットで2点取られたんで、それはちょっと大地に申し訳なかった」

 ―野手陣は守備でミスが続いた。

 「それも込みで起用しているので、思い切ってやってくれたらいいと思います」

 ―打線は小園選手以外は右打者を並べた。

 「数字にも明らかにでていたので。他球団の左バッターの反応の仕方を見てもやっぱりちょっときついな、と」

 ―佐々木選手が復帰戦に続く安打でチャンスメイク。

 「そうやね。チーム初ヒット。いい対応の仕方、いい反応の仕方だったと思います」

 ―阪神・高橋投手について。

 「やっぱりいいピッチャー。真っすぐも強いし、カットにしろ、ツーシームにしろ、なかなか球持ちがいいので、手元まで分かりづらい部分がある。まあでも次に向かって準備していきたいです」

 ―ピースナイターで飾りたかった。

 「そうやね。もちろん、そう思っていたしね、なので、そういう継投にもなりました」

 ―改めて、野球ができることをかみしめる一日に。

 「もちろん。いつものマツダスタジアムの雰囲気とは違ったし、選手もそれを感じていたと思う。声援の声もいつもより強さを感じて、何とか勝ちたかった。また、あさってからの試合につなげていきたいと思います」

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