◆プロ・アマ交流戦 巨人3軍4―1上武大(13日・ジャイアンツ球場)

 巨人の浅野翔吾外野手(20)が13日、右尺骨茎状(けいじょう)突起不全骨折から復帰後2戦連続の長打をマークした。3軍の上武大戦(G球場)に「1番・DH」で先発。

初回先頭で142キロの直球を捉えて左中間フェンス最上部を直撃する二塁打を放ち、「しっかりとバットも振れていますし、左中間のいいところに打球が飛んでいる。いい感じかな」とうなずいた。

 第2打席以降は四球、四球、左飛で2打数1安打。駒田3軍監督は「浅野はいいね。どこの軍に行っても打てますよ」と状態の良さに太鼓判を押した。また、外角のスライダーに泳がされながら芯で捉えた左飛について「あれはいいんです。あれを(重心を捕手側に)残して打とうとすると、三振か内野ゴロにしかならない。非常にいい状態」と打席の内容も評価した。

 実戦復帰した12日の日大戦(G球場)では、5回の第3打席で左越え2ラン。試合後は自室で映像を見直し、「打ち方も部屋の中で確認した」と周到な準備が結果を生んでいる。「2軍、1軍に行けばプロレベルの球になるので、変化球、直球にどれだけついていけるかはまだ分からない。そこが一番の課題」。

テーマを明確に持って状態を上げていく。(小島 和之)

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