「40」はこれまで25人の選手が付けているが、最も長いのは佐藤洋。84年のドラフト4位で入団した内野手で94年の引退までの10年間、背負った。

高校野球の名門で、母校・東北高の監督も今年まで務めた。

 「あこがれのプロ野球選手となって、いただいた番号。何番をください、と言える選手ではなかったので、空いている番号をもらったんですが、今でも特別なもの。自分の顔のようなもので、アドレスなどで自然に使ってしまいます。この背番号を見ると何だかドキッとするし、どこの球団の選手でも応援していますね」

 巨人の現在の「40」は中山礼都。「会ったこともないですけれど、打撃も守備もいい選手。やはり他球団の選手より、頑張って、という思いは強いですよね」

 現役選手の背中には、OBや先輩の思いが詰まっている。

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