◆米大リーグ エンゼルス―ドジャース(13日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日)の敵地・エンゼルス戦で「1番・投手」でスタメンに名を連ねた。今季最長5イニングを投げる予定。
23年3月のWBC決勝以来となる盟友との勝負。侍ジャパンが1点リードの9回に大谷が登板し、2死からトラウトを空振り三振に仕留めて世界一を決めた。待望の再戦には、12日(同13日)に取材に応じたロバーツ監督も「世界的に見てもWBCのあの瞬間は最高だった。まさに伝説。翔平が勝つといいが、マイク(トラウト)も引き下がらないだろうね」と待ちきれない様子だった。
打っては、前日12日(同13日)の同戦では、5―5で迎えた9回に守護神ジャンセン撃ちで4戦連発となる43号ソロ。シュワバー(フィリーズ)を抜いてリーグ単独トップに浮上した。自身が7月にマークした球団タイ記録の5戦連発44号に期待がかかる。
前回の二刀流出場となった6日(日本時間7日)の本拠地・カージナルス戦では「1番・投手兼DH」で先発出場し、今季8度目の登板で復帰後最長4回2安打1失点8奪三振の快投。打っては、今季3発目の“リアル二刀流弾”となる10戦&48打席ぶりの39号逆転2ランで、日本人ではイチロー、松井秀喜に次いで史上3人目となるメジャー通算1000安打を飾った。試合前時点で、二刀流出場時は32打数7安打の打率2割1分9厘、3本塁打、11打点をマークしている。
チームは3連敗中。すでに試合の終わったパドレスが5連勝で単独首位に浮上して、4月以来となる2位に転落した。あす14日(同15日)の休養日を挟んで、15日(同16日)からは直接対決3連戦が組まれ、今月は宿敵との直接対決が6試合。直接対決へ向けて、大谷が投打で躍動することが期待される。両軍のスタメンは以下の通り。
【ドジャース】
1(投)大谷、2(遊)ベッツ、3(一)フリーマン、4(捕)スミス、5(右)T・ヘルナンデス、6(中)パヘス、7(左)コール、8(三)フリーランド、9(二)ロハス
【エンゼルス】
1(遊)ネト、2(一)シャヌエル、3(指)トラウト、4(左)ウォード、5(三)モンカダ、6(右)アデル、7(二)レンヒーフォ、8(捕)オハピー、9(中)テオドシオ、投・ヘンドリクス=右