◆米大リーグ エンゼルス―ドジャース(13日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日)、敵地・エンゼルス戦に「1番・投手」でスタメン出場し、1回表に右翼線へ三塁打を放って先取点となるホームを踏むと、1回裏のマウンドでは、トラウトから見逃し三振を奪うなど3者凡退で抑えた。
1回表先頭の1打席目は、12試合連続安打で8試合連続長打となる右翼線への三塁打を放ち、ベッツの左前適時打で先取点となるホームを踏んだ大谷。
3点のリードをもらって1回裏のマウンドに上がった大谷は、先頭のネトからスイーパーで空振り三振。続くシャヌエルを二ゴロに打ち取ると、23年3月21日(同22日)のWBC決勝で空振り三振を奪って以来、876日ぶりとなる盟友トラウトとの対戦は、見逃し三振を奪った。最速はトラウトの打席での98・8キロ(約159・0キロ)をマークした。
23年のWBC決勝の日本―米国戦では、侍ジャパンが1点リードの9回に大谷が登板し、2死走者なしからトラウトを空振り三振に仕留めて世界一を決めた。指揮官も待望の再戦で、12日(同13日)に取材に応じたロバーツ監督は「世界的に見てもWBCのあの瞬間は最高だった。まさに伝説。翔平が勝つといいが、マイク(トラウト)も引き下がらないだろうね」と話していた。
前回の二刀流出場となった6日(日本時間7日)の本拠地・カージナルス戦では「1番・投手、指名打者」でフル出場し、今季8度目の登板で復帰後最長4回2安打1失点、8奪三振の快投。今季は試合前の時点で8試合に登板し、勝ち負けなしの計19イニングを投げて防御率2・37をマークしている。試合前にロバーツ監督は、この日の試合で今季最長となる5回を投げさせる方針を示していた。