◆第107回全国高校野球選手権大会第9日 ▽2回戦 開星―仙台育英(14日・甲子園)

 大会9日目の第1試合、開星(島根)と仙台育英(宮城)の一戦は、今大会初の再戦カードとなった。15年前の92回大会で両校は激突。

開星が1点リードで9回2死満塁と勝利目前も、センターにあがった平凡な飛球を中堅手が落球。2者が生還し逆転負けを喫したこの試合は「世紀の落球」とも言われた。

 その日以来の再戦は、仙台育英が3―1と2点リードで5回が終了。初回に先制を許すも、直後の攻撃で1死二、三塁とすると、4番・川尻結大捕手(3年)が右翼へ犠飛を放ち同点。中継プレーでエラーが絡み逆転に成功した。5回には2死満塁で相手投手の暴投によって1点を追加した。

 マウンドには3回からエースの吉川陽大(3年)が登板。1死二、三塁のピンチを無失点で切り抜けるなど、好投を見せている。

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