◆第107回全国高校野球選手権大会第9日 ▽2回戦 仙台育英6―2開星(14日・甲子園)

 仙台育英(宮城)の高田庵冬三塁手(3年)が大会第7号となるソロ本塁打を放った。

 3点リードの8回。

1死から打席に立った高田。「(直前に)点を取られてしまったので、長打を出せたらいいなと思っていた」。フルカウントからの甘く入ったカーブを振り抜くと、打球は左翼スタンドへ。右手を高々と突き上げ、1塁ベースを回った。この一発で高校通算31本塁打。甲子園では初めてアーチを描いた。「憧れていた場所で打てた。高校生活で一番うれしかったホームランです」と笑顔を見せた。

 県大会では打撃不振に陥り、甲子園では8番起用も「試合に出させてもらっているだけでありがたい。打順を受け入れて、チームに貢献したい」と前を向いた。

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