阪神・近本光司外野手(30)が14日、ミスター以来の大記録へ思いを明かした。今季は全試合に出場し、打率2割9分1厘でリーグトップ。

129安打も同1位で、長嶋茂雄以来、史上2人目の新人から7年連続130安打以上に王手をかけている。「毎年、光栄なこと。まだまだ一本が遠いので、その一本を意識して頑張りたい」と誓った。

 15日からは2位・巨人と3連戦(東京D)。16日は「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催される。ルーキーイヤーから常に安打数を比較され、かねて「野球人生の中ですごく大きな人」と語るミスターの存在。追悼ムードが漂う伝統の一戦で、肩を並べる意気込みだ。

 この日、チームは東京入り。藤川監督は「面白くて、エキサイティングなゲームをやりたい。乗り込んでいきます」と宣言した。巨人とのゲーム差は12。直接対決で一気に引導を渡す。

(直川 響)

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