◆米大リーグ メッツ―ブレーブス(14日・米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 メッツの千賀滉大投手が14日(日本時間15日)、本拠でのブレーブス戦に先発。右太もも裏故障で負傷者リスト(IL)入りし、これが復帰後6試合目のマウンドだったが、5回2/3をソロ本塁打1本含め5安打2失点で降板。

復帰後初勝利はならなかった。防御率は2・35。

 4回にアルビースに同点のソロアーチを浴びたが、懸念された与四球は1個だけ(7奪三振)と安定していた。しかし、6回先頭打者を歩かせた2アウト後、ハリスの安打で一、三塁のピンチを迎えIL後最多の93球で交代。2番手のタイ・ロジャーズが勝ち越しタイムリーを許し2失点目となった。

 ただし、その裏にニモの犠飛で同点とし敗戦投手は免れた。

 千賀はIL以前は13試合に投げ7勝3敗、防御率1・47。約半分の6試合に6イニング以上投げたが、IL後は5試合で7月27日ジャイアンツ戦の5イニングが最長で0勝1敗、5・31。中でも1試合平均与四球率が3・78から7・08とほぼ倍増。コントロールに苦しみ、被本塁打も18・4イニングに1本から4イニングに1本と急増していたが、この日は復活の兆しがみられたピッチングだった。

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