◆米大リーグ ナショナルズ3―2フィリーズ(14日、ワシントンDC=ナショナルズパーク)

 ナショナルズの小笠原慎之介投手(27)が14日(日本時間15日)、本拠地・フィリーズ戦に7回途中から3番手で登板し、たった4球で1人を抑えてメジャー初勝利をつかんだ。

 1点ビハインドの7回2死一塁で登板した小笠原。

ドジャース・大谷翔平投手(31)と本塁打王を争っているシュワバーから4球目のスライダーで空振り三振を奪って3アウト目を奪うと、7回裏に味方打線が2点を奪って逆転して勝利投手の権利をつかみ、ナショナルズは1点差で逃げ切った。

 小笠原は中日からポスティングシステムでナショナルズと2年総額350万ドル(約5億4300万円=契約当時のレート)で契約も、オープン戦では5登板で、計12回を投げて1勝3敗、防御率11・25と結果を残せずに、開幕はマイナースタートとなった。

 7月6日の本拠地・レッドソックス戦で先発してメジャーデビューしたが3回途中7安打4失点で敗戦投手になった。同12日にも先発したが4回3失点で再びマイナーに降格。8月になってからはリリーフでの登板が続き、これで7登板で1勝1敗、防御率6・28となった。

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