◆JERAセ・リーグ 中日3―4DeNA=延長10回=(15日・バンテリンドーム)

 中日の井上一樹監督が15日、今季限りでの現役引退を表明した中田翔内野手をねぎらった。

 「ドラゴンズで、もうひと花咲かせるつもりで来てくれたんだろうけど、故障しがちってところで本人もやきもきしてた。

(中田が)残した数字とか、日本ハム、巨人、中日と渡り歩いたってところでインパクトは残している。惜しい人材というか、個性の強い人材ではあったけど、みんなの印象に残る野球選手だった」と18年間の功績をたたえた。

 中田は、腰痛の影響で5月から2軍調整中だったが、8月7日に1軍再昇格した。3試合で代打出場したが、快音は響かず。「コンディション不良」で12日に再び登録を抹消された。

 今後は当面2軍調整となるが、「できる範囲の中で、どういった形で(中田を)送り出せるかなってのを考えようと思います」と指揮官。一時代を築いた309本塁打のスラッガーに、はなむけの舞台を用意する可能性を示唆した。

編集部おすすめ