◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(20日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が20日(日本時間21日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・投手」でスタメン出場し、マウンドに上がる前の1回表先頭の1打席目は、初球を捉えて一塁線を破る二塁打を放って5試合連続安打となった。

 この日は、投手のみの出場を含めるとメジャー通算1000試合目の出場という節目の一戦。

ロッキーズの先発はタナー・ゴードン投手(27)で初対戦だった。

 敵地のクアーズ・フィールドは、標高約1600メートルに位置。高地で気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて約10%、打球の飛距離が伸びるとされ“打者天国”とも呼ばれている。大谷も前日の44号で今季5戦3発。この日の試合前にはシュワバー(フィリーズ)が45号を放ってリーグ単独トップに浮上したため2戦連発で再びトップに並ぶことも期待される。

 前日に行われた同カード4連戦の2戦目では、3点リードの2回2死で迎えた2打席目に、右中間へ、6戦ぶりのアーチでリーグトップのシュワバーに並ぶ44号ソロ。今季最も低弾道の一発となる打球角度19度の超低空弾となった。前夜に悪夢のサヨナラ負けを喫したチームを18安打11得点の圧勝に導いた。

 この日は、節目のメジャー通算1000試合目の出場。投手としては今季最長の5イニングに登板する見込みとなっており、エンゼルス時代の23年8月9日(同10日)のジャイアンツ戦以来742日ぶり&ドジャース移籍後初となる白星が期待される。あす21日(同22日)の敵地・ロッキーズ戦は休養のためスタメンを外れることが濃厚となっている。

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