◆米大リーグ ナショナルズ5―4メッツ(20日・米ワシントンDC=ナショナルズパーク)

 メッツの千賀滉大投手が20日(日本時間21日)、敵地でのナショナルズ戦に先発。右太もも裏故障で負傷者リスト(IL)入りし、復帰後7試合目のマウンドも5回0/3を6安打5失点(自責点4)で5敗目。

4奪三振、2四球で防御率は2・58。

 1、2回は一人の出塁も許さなかったが、3回に7番クルーズに2ストライクから4連続ボールで四球を出し、続く8番ミラスのスイングしたバットに捕手トーレンスのミットが触れて打撃妨害出塁、1死後ウッドを歩かせ満塁。エイブラムズに一塁内野安打、ベルに中犠飛を許して2点を先行された。

 カッターを打たれた4回、今度は変化球が甘くなって2失点する。デヨングにはスイーパーを左翼に二塁打され、クルーズにはフォークボールがど真ん中に入り左翼線タイムリー二塁打、8番ミラスにはスイーパーを右翼線にはじき返される三塁打で4点目を献上。5回にはベルにカッターを右翼席にたたき込まれた。

 メッツ打線が6回に3点を挙げて1点差に詰め寄ったが、6回先頭打者に安打を打たれて降板。その後メッツの反撃及ばず1点差で敗れ、千賀に黒星がついた。

 千賀は14日のブレーブス戦は5回2/3を5安打2失点。勝敗はつかなかったが復活の兆しがみられたピッチング。IL以降では6試合目で最長イニングを投げ、「自分の投球が出来た」と前向きだった。

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