◆米大リーグ ナショナルズ5―4メッツ(20日・米ワシントンDC=ナショナルズパーク)

 メッツ・千賀滉大投手(32)が20日(日本時間21日)、敵地・ナショナルズ戦に先発し、6回途中84球を投げて6安打5失点(自責4)、4奪三振で降板して8勝目を逃して5敗目を喫した。5失点は今季ワーストで、メジャー50試合目の登板でワーストタイだった。

 初回は2三振を奪うなど3者凡退で抑える好発進を切った千賀。2回も3者凡退で抑えたが、3回からは苦しんだ。両軍無得点の3回に2四球と捕手の打撃妨害などで1死満塁のピンチを迎えると、エイブラムズの一塁への内野安打で先取点を献上すると、続くベルにも中犠飛を許した。

 2点ビハインドの4回は1死二塁からクルーズの左翼線への適時二塁打、ミラスの右翼線への適時三塁打と2連打を浴びてリードを4点に広げられた。5回にはバティが15号ソロを放って3点差。だが、5回1死からベルに右翼へ16号ソロを浴びて再び4点差となった。6回のマウンドに上がったが、先頭打者に安打を許してマウンドを降りた。

 千賀は6月12日(同13日)の本拠地・ナショナルズ戦で一塁へのベースカバーに入った際に右太もも裏を痛めて負傷者リスト(IL)入り。7月11日(同12日)の敵地・ロイヤルズ戦で復帰したが、その後は白星に恵まれておらず、6月12日の7勝目を最後に2か月以上、7登板連続で白星なしとなった。

 千賀は試合後の現地放送のインタビューで「ゾーン内に行けていると思いますし、本当に最後の最後に甘いところにいってしまったのが、今日の複数取られた要因かなと思います。詰めの甘さが出たのが悔しい」と猛省し、次回は中4日での登板になる可能性を問われ「それが(メジャーでは)レギュラーだと思うので、しっかり合わせていきたいと思います」と前を向いていた。

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