◆米大リーグ ロッキーズ8―3ドジャース(20日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)
ドジャースは、同地区最下位のロッキーズを相手に大敗を喫した。大谷翔平投手(31)は「1番・投手兼DH」で先発出場し、予定の5イニング目には上がらずに4回9安打5失点で今季初黒星を喫した。
2回には2本の単打で一、二塁とすると、ドイルに85・5マイル(約137・5キロ)のスライダーを左翼線二塁打とされ、先制を許した。さらに1死二、三塁とすると8番アルシアの右犠飛で2点目を失った。
0―3で迎えた4回1死二、三塁の場面で打球が右脚に直撃するアクシデントに見舞われた。4回は先頭ベックに右安を許すと、続くバーナベルの左翼線二塁打に送球エラーが絡んで再び失点。その後は連打で1死二、三塁とするとアルシアのピッチャー返しの打球が右足を直撃して打球は一塁線付近を転々。大谷は打球処理に向かったが、苦悶(くもん)の表情を浮かべて送球ができずに適時内野安打とした。マウンドにはロバーツ監督らが集結し、続投の判断を下したが、さらに1点を失い、0―5とリードが広がった。
ドジャースは9回に2点を返したが、反撃もここまでだった。
チームは18日からスタートした同4連戦で初戦を落としており、3戦目の大敗で同地区最下位相手に痛恨の2敗目を喫した。