広陵(広島)は21日、野球部の中井哲之監督が退任することを発表した。中井惇一部長も交代する。

 同校は、今夏の甲子園大会開幕直前に部内での暴力事案がSNS上で拡散。既に日本高野連から厳重注意処分を受けていたこともあり、一度は出場したが、大会運営への支障や在校生への中傷があったことを踏まえ、2回戦を前に出場を辞退した。学校はこれらの不適切事案に対して再度、調査するとし、中井監督については結果が出るまで指導から外すとしていた。

 1990年に就任した中井監督は、センバツに14度、夏の甲子園に11度の出場に導き、2度の全国制覇(いずれもセンバツ)を達成している。

 新監督には、コーチの松本健吾氏が就任。秋季広島大会の開幕を8月23日に控えている。

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