◆米大リーグ ロッキーズ8―3ドジャース(20日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が20日(日本時間21日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・投手、指名打者」でスタメン出場し、メジャー通算1000試合目の出場という節目の一戦で、投げては4回66球を投げて9安打5失点、3奪三振で今季10登板目で初黒星を喫し、打っても2打数1安打で、5点を追う8回に代打を送られて途中交代となった。チームも地区最下位のロッキーズに完敗を喫した。

 大谷は「前と同じデッドボールの時と同じような場所に当たった。今の段階では大丈夫なんじゃないかなと思っている。しっかりケアをして通常の状態に早く戻れるように努めたいなと思います。チームに申し訳ないですし、自分の投球に不満がある、情けないなという投球内容だったと思う」と悔しさをにじませた。

 1回表先頭の1打席目は初球をはじき返して右翼線への二塁打を放った大谷。得点にはつながらず1回裏のマウンドに上がると、先頭のフリーマンから見逃し三振を奪うなど、3者凡退で好発進を切った。

 だが、2回には1死一、二塁からモニアクに中前適時打、ドイルに左翼線への適時二塁打と2者連続適時打を浴びて2点の先取点を献上。3回は3者凡退で抑えたが、4回は先頭から5連打を浴びるなど、1イニングで6安打を浴びて3点を失った。アルシアの打球が右脚に当たって痛がるヒヤリとするシーンもあったが、歯を食いしばってマウンドに立ち続けるも、予定されていた5回のマウンドには上がれず4回5失点の0―5で降板した。通常は降板後も指名打者として試合出場を続けるが、この日は降板後に打席に立たず、8回に代打が送られて途中交代となった。

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