◆米大リーグ ロッキーズ8―3ドジャース(20日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が20日(日本時間21日)、「1番・投手兼DH」で出場し、自己ワーストタイ被安打9の4回5失点で今季初黒星を喫した。4回に右脚に打球が直撃するアクシデントに見舞われ、出場は続行したが、8回に代打が送られて途中交代。

節目のメジャー通算1000試合目の出場で、エンゼルス時代の23年8月9日(同10日)のジャイアンツ戦以来742日ぶり&ドジャース移籍後初勝利とはならなかった。

 大谷翔平の主な一問一答は以下の通り。

―右太ももに当たったが状態は。

 「前と同じ死球の時と同じような場所に当たりはしたけど、今の段階では大丈夫なのではないかなとは思っている。しっかりケアをして、通常の状態に早く戻れるようには努めたい」

―パドレス戦には出られるか。

 「そのために今のケアもそうですけど、あしたもしっかりケアをして通常の状態に早く戻れるように努めたい」

―登板を振り返って。

 「チームに申し訳ないですし、ただただ自分の投球に不満があるというか、情けないなという投球内容だったかなと思う」

―ケガは軽症だったのか。

 「膝ではなかったので、最悪のシチュエーションではなかったと思っていますし、しっかりと明日以降、経過を観察しながらやりたいなと思っています」

―標高の投球への影響は。

 「そこはブルペンで確認しながら、ボールが動かないということをしっかり理解しながらマウンドには上がったので、もちろん言い訳にはならないかなと思う。もし次ここで投げる機会があった時に今日の経験を生かせるようにしっかりと反省したい」

―標高が体に影響したことは。

 「特にそこは感じないというか、ただただ自分の投球内容として、ゲームの中で思うように行かないときに一つでも二つでも工夫できることが、もう少し増えるといいのかなと思います。術後のリハビリの過程でイニングが増えていく中で、もう少し先発投手としてそういう引き出しが出てくれば、もう少し違う結果になるのかなと思います」

―ロッキーズ打線に苦戦した理由は。

 「全体的に僕の打席で感じ取った印象でしかないので、オフェンスの面でずっと見られていたわけではないので、ほかの選手の打席がどうかは詳しくは話せないけど、僕の打席ではまっすぐがコースにしっかり投げていたと思うので、粘り強いしっかりしたピッチングをしていたと思う」

―翌日に設けられた休養日について。

 「基本的に休みのスケジュールは、遠征で、例えば今回みたいに10連戦とか続くときには僕に限らず、毎日出ている選手は、フロントや現場のスタッフたちがそこを見ながら、話して決めているんじゃないかなと思う。今回も別に僕からというわけではない。フロントとも、監督とも話しながら、このタイミングがいいんじゃないかというところで、今回はこのタイミングになった」

―ボールが動きにくい中でスライダー系が多かった。

 「まっすぐがカット気味に動いていた。なかなかまっすぐがいい感覚が出ていない中で、ウィル(スミス)がスライダー系の方がいいのではないかというところで、スライダーの要求が多かったのかなとは思う。まっすぐの動き方がよくない中でも、スポットにしっかりと投げることで、もう少し生かせる場面は多かったかなと思う。前回に引き続きモニアクの打席もそうでしたけど、もう少し自分の中でコーナーを狙っている球が真ん中よりに集まってくるのが傾向としてあるので、そこが反省点かな」

―回が伸びてしっくりこない部分は。

 「それはないですかね。今日は初回から同じような球の変化の感じだったので、特に体力面でというのはない。前回もだけど、回を重ねるごとに球速が落ちているわけではない。回が伸びたからというよりは、自分の感覚の違いによって、甘い球がいった時にヒットになる。

それはサンプルが多い方が、ヒットになる回数は増えていくと思う。そういう球がヒットになったり、今日みたいに間に落ちたりとか、シチュエーションが増えているのかな」

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