◆第107回全国高校野球選手権大会第14日▽準決勝 沖縄尚学5―4山梨学院(21日・甲子園)

 沖縄尚学が逆転で山梨学院を下し、決勝に駒を進めた。

 1―4の6回裏に、4番から6番に降格した安谷屋春空(はるく)三塁手(3年)の2点二塁打などで3点を挙げ同点に。

続く7回裏2死三塁の場面では、3番から5番に下がった比嘉大登二塁手(3年)が右前に落ちるタイムリーを放って勝ち越した。

 「(打順が下がった)悔しさが出た一打だと思う。。(打球が)落ちた瞬間は、めちゃくちゃうれしかったです」と比嘉。23日の日大三との決勝に向け「チーム全体でひとつになって、初優勝して沖縄に帰りたい」と言葉に力を込めた。

 準々決勝までの4試合のチーム打率が2割1分1厘。打順の組み替えが功を奏し、10安打を放って打線もつながった。比嘉公也監督(44)は「後ろに下げることで力みがなくなれば、という狙いでした。(打ったのは)子供たちの力だと思います」と言ってうなずいた。

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