◆JERA セ・リーグ ヤクルト1―7巨人(21日・神宮)

 巨人・田中将大投手が日米通算200勝に王手をかける199勝目を挙げた。チームはヤクルトを破り、勝率を5割に戻した。

田中将は5回を3安打1失点、無四球の4奪三振、81球の熱投で神宮球場では08年5月25日のヤクルト戦以来17年ぶりの勝利となる今季2勝目。打線は1回に先制、2回にはリチャード内野手と丸佳浩外野手2本の2ラン本塁打などで一挙5点を挙げ、9回にも1点を追加した。

 巨人がヤクルトの先発・石川雅規投手から1回に先制点を挙げた。先頭の泉口友汰内野手が中前打、2死から岡本和真内野手が左翼線二塁打を放ち、泉口が一塁から生還し1点を先取した。

 巨人が2回に5点を追加した。中山礼都内野手が先頭で左越え二塁打で出塁。続くリチャード内野手は左翼スタンドに飛び込む6号2ラン本塁打。19日のヤクルト戦での満塁アーチ以来の一発で3点目。さらに2死から泉口が左中間フェンス直撃の二塁打、佐々木俊輔外野が右前タイムリーを放ち4点目。なおも2死一塁から丸佳浩外野手が左中間スタンドに6号2ラン本塁打をたたき込み、この回一挙5点を挙げた。

 田中将は2回1死からオスナ内野手に左中間二塁打を打たれたが後続を抑え、3回は先頭の中村悠平捕手に通算1000本安打となる左前打を許したが得点を許さなかった。

 田中将が4回に失点。

2死からオスナに左翼スタンドに9号ソロ本塁打を打たれ、1点を返された。巨人のリードは5点となった。

 巨人は5回1死から岸田行倫捕手が左前打、中山は右前打で続き1死一、二塁としたが、リチャードは二ゴロ併殺打に倒れた。

 5回の田中将は1死から二ゴロ悪送球で走者を出したが後続を抑えた。田中将は6回の打席で代打を送られ、5回までで降板した

 6回は2番手・ケラー投手が登板し3者凡退、7回は田中瑛斗投手がマウンドにあがり、2死から連続ヒットで一、二塁とされたが、代打・宮本丈内野手の中前に抜けそうな打球を二塁・中山が倒れ込みながら好捕し二塁封殺、無失点で切り抜けた。8回は中川皓太投手が4番手で登板し、2死から内山壮真捕手に内野安打を打たれたが、村上宗隆内野手を左飛に打ち取った。

 9回の巨人は8回から登板のヤクルトの4番手・清水昇投手から若林楽人外野手が先頭で中前打で出塁し、二塁盗塁と捕手の悪送球で三進。泉口は四球を選び1死一、三塁とし、佐々木が右前タイムリーを放ち、2回以来の得点となる7点目を奪った。

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