◆イースタン・リーグ オイシックス3―8巨人(21日・ハードオフ新潟)

 巨人の育成・花田侑樹投手が、イースタン・オイシックス戦に先発。公式戦初登板初先発のマウンドで4回までは1安打で無失点に封じたが、勝利投手の権利目前の5回1死で降板。

4回1/3を投げて4安打2失点、最速は149キロだった。

 初回は3者凡退とテンポ良く立ち上がると、2回以降も110キロ台のカーブを効果的に交えながら4回まで好投。しかし、勝利投手の権利が目前となった6点リードの5回に疲労から高めに抜ける球が増えるなど制球を乱し、2安打と四球で1死満塁のピンチを招いた。ここで9番・漆原に二塁への適時内野安打を浴びて失点。さらに1番・藤原に押し出し四球を与えたところで、桑田2軍監督は投手交代を告げた。

 試合後、桑田2軍監督は制球面の課題を指摘。「良いボールもあったんだけど抜け球が多い。やはり投手はコントロールが課題。しっかりと課題を克服して、また結果を出せるように頑張ってもらいたい」と期待した。

 花田は広島新庄高から21年ドラフト7位で入団し、22年11月に右肘関節のクリーニング手術を受け23年から育成契約。同年10月には右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術=TJ手術)を受け、昨季は実戦登板なしに終わった。今春キャンプ中に2、3軍紅白戦で実戦復帰すると、ここまで3軍戦14試合に登板して計50回1/3を投げて4勝1敗、防御率2・68とアピールを続けていた。

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