北海道で行われている「第77回全日本大学準硬式野球選手権大会」が21日、大会2日目を迎えた。円山球場で開催の2試合は、共に東都連盟と東京六大学連盟の2校が対決。
第1試合は、春の関東大会準決勝戦と同じ中大対明大。昨年覇者の中大は、肩の怪我から復帰し、およそ1年ぶりの公式戦登板となった三浦凌輔(3年=能代松陽)が先発。マウンドに戻ってこられて「ほっとしました」と久しぶりの感触をかみ締めた。「昨日の大山さん(大山北斗、4年=興南)の投球をみて、今日は自分が助けたかった」と、テンポの良い投球で6回1失点と試合をつくった。
1点リードの7回1死一、三塁のピンチでは、前日完封勝利をあげた大山を投入。春の関東大会で負けた悔しさを胸に「絶対に抑える気持ちでマウンドに上がりました」と、交代を告げられる前にマウンドに向かって歩き出したエースは、2者連続の空三振でピンチを切り抜け、2―1で勝利した。
第2試合は国士舘大と法大が激突。0―0で迎えた5回0死三塁の好機で、打席には7番・中嶋禅京(2年=花巻東)。前の打席は三振に倒れており「チャンスを逃がさないように、気持ちを込めて打席に入りました」と5球目を左前に運び先制点を奪った。投げては先発の坂部光(4年=志学館)が好投。8回0/3を無失点と主導権を渡さず、2―0で勝利した。
勝ち進んだ中大と国士舘大の試合は明日10時から、モエレ沼公園野球場で行われる。東都大学連盟のリーグ戦でしのぎを削る両校の対決に注目だ。